巣山古墳 (すやまこふん)

奈良県広陵町三吉字巣山     Mapion


巣山古墳は大和盆地西部で最大級、馬見古墳群中最大の規模を誇る北向きの前方後円墳で、昭和27年に国の特別史跡に指定されています。
時の大王に次ぐNo.2クラスの権力者の墓と考えられます。
また、築かれた時期(4世紀末葉から5世紀初め)は大王の墓域が佐紀から河内へ移行する頃と考えられます。
左右のくびれ部には造り出しを設けられ、周囲には水を湛えた周濠と外堤が巡っています。
埋葬施設は後円部中央に竪六式石室が2基、さらに前方部にも石室が造られていましたがいずれも盗掘されています。
出土遺物は、勾玉(まがだま)、管玉(くだだま)、棗玉(なつめだま)等の玉類と鍬方石(くわがたいし)、車輪石(しゅりんせき)、石釧(いしくしろ)等の石製品、滑石製の勾玉、刀子(とうす)、斧が知られています。またこれらの他に鏡、冠、銅釧(どうくしろ)等の出土も伝えられています。


規模 単位:m
墳形全長後円部径後円部高前方部幅前方部高くびれ部幅くびれ部高年代
前方後円墳2201301911216.5  古墳時代の前期から中期への過渡期
4世紀末葉から5世紀初め



前方部 後円部
前方部。
島状遺構の現地説明会が開かれています。
濠の残る後円部

巣山古墳に出島の形をした遺構とひょうたん型の浮島が出土したと広陵町教育委員会が発表したのは2003年10月3日でした。その島状遺構の現地説明会は2003年10月11日(土)と12日(日)に開かれました。
これらの遺構は周濠の水面下に沈んでいたのが町が史跡整備のために泥土を除去する最中に偶然に見つかったものです。
大規模な前方後円墳で出島が見つかったのは初めてで、出島に被葬者の居館を表現した埴輪を並べて権威を示したものだと考えられます。
埴輪 埴輪 埴輪
復元埴輪想定位置
南西方向から前方部の方を見たところ
家形埴輪や鰭付円筒埴輪など
水鳥埴輪 夫婦と子供でしょうネ
元は水面に浮いているように見せたのでしょう。


瓢箪島

瓢箪島
瓢箪島

出島と瓢箪島、発掘地全景
大きさ

巣山古墳とジャンボ機の大きさ比較


出島は前方部の西側ほの中央部から張り出し、南北約16m、東西約12m。中央部に高さ約1.5mの舞台が2段築かれ、墳丘とは土手で連結されています。


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このページは2008年 3月15日に更新されました。
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